【北小金クリニックPart1】問診マーケット掲載のクリニック問診を参考に問診を作成

【北小金クリニックPart1】問診マーケット掲載のクリニック問診を参考に問診を作成

2021年5月8日開催の第13回問診アカデミーで、北小金クリニックの院長の山下先生に「医師向け問診表示カスタマイズの活用方法」について伺いました。

▼目次

  1. 問診マーケット掲載のクリニック問診を参考に問診を作成
  2. コロナ疑いの患者さんは、電話診察に促す問診

問診マーケット掲載のクリニック問診を参考に問診を作成


吉永
北小金クリニックは千葉県松戸市にあるクリニックで、内科、糖尿病内科、腎臓内科、生活習慣病外来インスリン外来をされていらっしゃいます。
それでは、早速、問診の中身を見ていきたいと思います。


こちら問診管理画面ですが、背景がグレーになっている問診がいくつかありましてかなり試行錯誤されて問診を作成されたのかなとお見受けしました。一番上が今患者様向けに公開さ入れている問診ですね。先生がメルプの問診を作成される際にこだわれていたポイントなどありましたら教えていただきたいと思います。


山下
最初メルプを導入してどのようにも問診を作成していくかが分からなかったので、問診マーケットから自分と似たようなクリニックさんをたくさん見せていただき、参考になるクリニックの問診をいくつかピックアップして、そこから組み立てていった感じです。


最初は、かなり問診を作り込みました。例えば糖尿病の人だったら20歳くらいの時から体重は何キロでしたか、最近体重減っていますか、喉乾きますかなどですね。ですがそこまで作りこんでしまうと、問診が10分以上かかってしまい患者さんの負担のほうが強くなってしまうことがわかりました。


あとは、来院して看護師が話を聞くという部分も残したいと思ったので、あまり詳しすぎる深堀りした問診は作っていないですね。


吉永
そうですよね。チャット形式とはいえ、たくさん作りすぎると患者さんの負担は大きくなると思いますので、その辺は結構先生によって考えが異なりますね。


こちらは糖尿病と甲状腺が専門の別のクリニックですが、これだけの分量を質問していたりいます。


山下
なるほどですね。


おそらく、そのクリニックのステージによって、スタッフの負担を減らしたいという部分が強ければ、このような形でしっかり作りこむ方が良いのではと思いました。


当院の場合は、スタッフも問診を聞けるくらいの配置をしているので、ある程度の簡易問診に回答してもらい、そこから先は栄養士や看護師に院内のフォーマットで打ち込んでもらうという感じにしています。


吉永
ありがとうございます。それでは早速、問診の中身のほうも見せていただきます。


初診と再診で分かれていて、まず受診理由ですね。一般的な検診やワクチンを行われているので、選択肢を分けていらっしゃいますね。専門クリニックなので紹介状で来られる方も結構いらっしゃるということですか。


 山下
そうですね。


吉永
症状の相談のところの選択肢は大目に作成されているという感じですか。


山下
そうですね。自由入力でも良いかなと思いますが、この部分だけは作りこんでいますね。


吉永
複数選んでいただいた後で一番つらいところをさらに選んでいただいていますね。ただ、ここから主訴ごとに、さらに分岐をして例えば熱に関する質問を5, 6個するというのではなくバランスを考えているということですね。


山下
そうですね。また時間がたって、もう少し作りこもうとなりましたら、主訴別の問診も作り込むかもしれませんが、今は簡易表示にしています。

コロナ疑いの患者さんは、電話診察に促す問診


吉永
風邪の方にはコロナの文言がありますね。これは他の医院でも、コロナが流行し始めてから追加されるようになりましたね。


山下
そうですね。当院では、初期対応はすべて電話診察のみという形にさせていただいているので、院内で診てもらいたいという方でも、メルプの問診を使って電話診察になるように促しています。


吉永
なるほどですね。


「血糖値が高い」と「糖尿病が心配」という選択肢をあえて分けられていらっしゃるというのは面白いなと思いました。


山下
血糖値は高くないけれども、ただ単に糖尿病が心配で来るっていう方もいらっしゃるので、分けています。


吉永
ありがとうございます。サクサク進めさせていただきます。主訴の後は一般的な基本情報を聞かれていらっしゃるという形ですね。


山下

そうですね

吉永
次に進ませていただきますね。電話診察のほうでも問診票をご利用されていらっしゃるということですね。


山下
一応ホームページのほうに風邪の方の初期対応は電話診察のみでWEB問診経由で問診を書いてから電話してくださいという風に対応しています。基本的には初診の方で電話診察を受けられる方はこちらの問診を受けていただく流れになっています。


吉永
ありがとうございます。結構ここら辺の質問のところの文言が多めで、患者さんに理解してもうために多くされているのかなと思いました。

山下
そうですね。これは一応スタッフにも電話でかかってきたときに説明してもらっているのですが、ただ一応事前にこのような状況にあってそんな話聞いていないよというトラブルを避けるために入れていますね。

吉永
ありがとうございます。

Youtubeでも対談動画を掲載していますので、是非ご覧ください。