メルプのチャット形式のインターフェースがよく、患者さんも記入しやすいです。
【ともこどもクリニック | 小児科】
ともこどもクリニックは、滋賀県近江八幡市にある小児科のクリニックです。
検査技師が常勤で検査を行い、診療に西洋医学と漢方医学の両方を積極的に取り入れているのが特徴のクリニックです。
メルプWEB問診を導入された背景や独自の活用方法について、院長の太田先生にお話を伺いました。
ー メルプを導入しようと思ったきっかけを教えていただけますか?
小さい子どもを抱えたままのお母さんが、どうして診療所の待合室で紙の問診を書かなければならないかと、元々疑問に思っていました。
コロナの流行を引き金に、WEB問診を探し始めて、その解決策としてメルプを見つけました。
加えて、当診療所はまだ紙カルテで診療をしていますが、紙問診だと患者さんが記入した問診票の記載を、さらに診療所の職員が紙カルテの方に書き写さなければならない手間もあり、それも解決できました。
ー なるほどですね。ということは、メルプの問診を印刷してご利用されているということでしょうか?
医療用に使用されているラベリングシール印刷機を導入しました。メルプの問診をラビリングシールに出力して、そのまま紙カルテに貼っています。
ー メルプのデモを受けた時、どのように感じましたか?
2つ返事でしたね。即座に導入お願いしますという感じでした。
ー 実際に問診を作成されるのは大変ではなかったですか?
すごく大変でした。僕自身、毎月英語と中国語を習っていて、ほんの少しだけポルトガル語も習っていたので、それを生かし、外国出身の患者さんのために、メルプ多言語問診(英語、中国語、ポルトガル語、ベトナム語)を作成し、それぞれの教えてもらっている語学の教師に添削してもらいました。ベトナム語に関しては、一旦翻訳機を用いて、自分で作成したのちに、それを日本で働いているベトナム人の友人に添削してもらいました。
ー なるほどですね。日本語で作成された問診を、さらに他の言語に翻訳までされてとなると、2倍3倍大変だったのではと思います。
そうですね。ただ、コロナ流行初期でちょうど時間が余った時期でしたので、作り込みができました。
ー 実際に導入して、メルプのよかった点を教えていただけますでしょうか?
8割程度の患者さんが、WEB問診を活用して診療所での待ち時間を減らすことに賛同していただいて、実際に患者さんから便利ですねという声をいただいています。
あとは、メルプのチャット形式のインターフェースがよく、患者さんも記入しやすいですね。外国人患者さんも便利だとおっしゃっています。
ー 地域柄、外国人の方も多いのでしょうか?
日本企業の工場が近くにありますので、日系ブラジル人の方が多いですね。
ですので、メルプでブラジルポルトガル語で問診を入力すると、来院時に症状をたくさん口頭で伝えずとも事前にある程度わかるので、患者さんにとっても良いと思います。
ー メルプの改善点を教えていただけますでしょうか?
熱型表を作成するにあたり、メルプの方で問診から熱型表が出ると良いですね。
小児の場合、特に熱型のパターンが重要で、パターンに応じて鑑別疾患も分かれてきますので。
ー ありがとうございます。こちら他の小児科様からもご要望いただいておりまして、開発と共有して検討させていただきます。
ー 現在は、どのようにWEB問診を運用されていますか?
予約システムでドクターキューブを使っていまして、予約が終わると、メルプの問診に回答いただく流れにしています。
先日、メルプの方で患者向けアプリをリリースされていましたので、そうしますと患者さんはアプリからWEB問診に回答できますので、試してみたいと思います。