【とびた眼科Part1】予約時間・番号を利用して患者検索をスムーズに

【とびた眼科Part1】予約時間・番号を利用して患者検索をスムーズに

2021年2月25日開催の第10回問診アカデミーで、とびた眼科の院長の飛田先生に、「眼科でのメルプラベル機能活用方法」を伺いました。

▼目次

  1. オンラインでの治療・疾患の患者説明会を開催
  2. WEB問診に切り替えて、1枚の中に問診表示の制限がなくなった
  3. ラベル機能を活用して、必要な検査動線を事前把握

オンラインでの治療・疾患の患者説明会を開催


吉永
とびた眼科は、埼玉県さいたま市南浦和で開業されている眼科です。

ホームページを拝見しますと、WEB問診だけでなくネット予約やオンライン診療のcuronのシステムを使われていたり、かなりデジタルのほうに力を入れていらっしゃるという風にお見受けしましたが、やはり力を入れていらっしゃる感じでしょうか?

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飛田
そうですね。ネット予約は最初から導入していましたが、幅広く若い方だけでなくご高齢の方もというところで、アイアコスのシステムが、電話応答もできるので両方対応という形にしています。

吉永
眼科ですとご高齢の方も多いのかなと思いますので、どちらにも対応されていらっしゃるということですかね?

飛田
そうですね。

吉永
ありがとうございます。私がすごく気になったのは白内障の手術の説明会をオンラインでされていらっしゃるところですね。初めて聞きました。

飛田
そうですね。もちろん対面でもやっていますが、ご家族がお忙しいとか足が不自由だとか、手術の時は来れるけれども、ちょっと説明会まで送迎ができないとかですと、オンラインで参加される方がいらっしゃるので、そういう機会も設けています。

吉永
これはご本人様というよりご家族様向けがメインですか?

飛田
そうですね。ご本人も聞けるということと、もちろんですが全てここで終わらせるわけではなくて、手術までに再度来院することがあるので、8割くらいオンラインで説明して2割は来院された時に必ず説明するということを心がけています。

吉永
そうしますと、オンラインで質問がたくさんあがると思いますが、それにも対応されていらっしゃるということでしょうか?

飛田
そうですね。基本的にはブラッシュアップは必ず欠かさず、毎回こんな質問きたなと思ったら、次の説明会までにそれを入れ込んでという形でやっています。最初は質問が多かったですが、最近は終わると無言になることも多いです。

吉永
あとは白内障の手術だけでなく、色々な治療方法に関する説明会もかなりされていらっしゃるんですね。

飛田
そうですね。眼科で近視抑制が今話題になっていまして、参加される方は非常に多いですね。お子様をお持ちの親御さんが参加されます。

吉永
コロナが流行りだしてから、ZOOMやオンラインとかに力を入れたという感じなんでしょうか?

飛田
実はこれらは全て対面でやっていたんですけれど、去年の2月くらいに、緊急事態宣言が出て、それまで結構来られていた患者さんが来ないという時がありました。そこでZOOMの方にシフトしたら、また参加者が増えました。

吉永
なるほどですね。疾患や治療の説明をオンラインでされているところは、私が知る限りでは初めてでしたのですごい興味深く拝見しました。ありがとうございます。

WEB問診に切り替えて、1枚の中に問診表示の制限がなくなった


 
では、問診を見させていただきます。患者向け問診は、まずシンプルに初診と再診で分かれています。初診を開きますと、一番最初に「受診の理由」を質問されていまして、ここは複数選択でかなりの選択肢を用意されていらっしゃいますね。

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飛田
そうですね。

吉永
30ぐらいありますね。

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飛田
紙ではないので制限がないところがいい部分だと思います。

吉永
もともと紙の場合ですともっとこの選択肢は少なかったのですか?

飛田
そうですね。やはり紙問診の場合は、面積があって、1枚の中に入れ込まないといけないので、2次元的な容量の中でやらざるを得ないのですが、メルプさんだとそれがないですよね。

吉永
そうですね。ちなみにWEBに切り替えてから、この中ですとどの選択肢が増えたのでしょうか?

飛田
『痛い』や『かゆい』は紙にもありましたが、『白内障の検査希望』とか『近視進行抑制に興味がある』『ICLに興味がある』など検査や治療法についての選択肢を増やしました
メルプを使ってくるような患者さんの層となると、やはりご高齢の方よりも若い方が多いので、手書きで記入だと少し大変ですが、スマホで選択することは楽なので予め選択肢として入れています。

吉永
興味があるという書き方は面白いと思いました。柔らかいというか…。

飛田
やりたいというよりは、まずは聞いてみたいという方のほうがまだ多いですね。

吉永
なるほどですね。ありがとうございます。
例えば『赤い』を開きますと、部位を細かく聞かれていらっしゃるんですね。

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飛田
そうですね。細かくはしてますが、医学用語はなるべく使わないように選びやすい感じにしています。

吉永
問診の中身を開かせていただきますと、患者様には分かりやすく、カルテ記載文言には完全に医療用語ですね。

飛田
そうですね。

吉永
使い分けていらっしゃるということですね。まぶたの内側と皮膚側では想定される疾患とかもまた変わってくるということでしょうか?

飛田
皮膚側だと例えばヘルペスとか、内側だと麦粒腫とか、外側でもありますが。何かのアレルギーとかそういうのもあったりするし、ちょっと違うものかなというところですね。

吉永
『痛い』に関しても、詳しく聞かれていらっしゃって『まぶた』を選択しますと更に質問があるという感じですね。

飛田
そうですね。

吉永
ありがとうございます。

ラベル機能を活用して、必要な検査動線を事前把握


吉永
ラベル機能をたくさん活用されている印象ですが、これによって患者様の検査の動線が分かれたりですとか、把握をしやすかったりというポイントで作成されていらっしゃいますでしょうか?

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飛田
そうですね。やはり限られたマンパワーなので、予め割り振られることで人の流れ、動線を決められるのと、患者さんも行ったり来たりであれやりましょう、これやりましょうよりは、最初からある程度ターゲットを絞ってやったほうが効率よくいけるかなというところですね。

吉永
興味本位なのですが、ラベルの『アコモド』というのは何ですか?
 
飛田
これは疲れ目の検査ですね。アコモドメーターという近くから遠くが見えるような調節幅をみるような検査です。

吉永
ありがとうございます。ラベル一覧を見ますと、かなりたくさん作成されていらっしゃるという感じですね。『デジカメ』というのは、写真を撮るという意味で使われていらっしゃるんですか?

飛田
そうですね。例えば眼瞼下垂や打撲、刑事性のあるものからを含めて証拠として残したりとか、次回いらした時に改善がどのくらいあったのかをお示しできますので。

吉永
客観的な比較をということですね。

Youtubeでも対談動画を掲載していますので、是非ご覧ください。

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