【マーガレットこどもクリニックPart2】オンライン診療でのメルプ活用。メルプクレジット機能について
2021年2月3日開催の第5回問診アカデミーで、マーガレットこどもクリニックの田中先生に、オンライン診療問診・OCR機能活用方法のポイントを伺いました。
目次
- オンライン診療における身分証確認としてのメルプ写真機能活用
- オンライン診療でのメルプクレジット決済機能活用
オンライン診療での身分証確認としてのメルプ写真機能活用
吉永
では、次に『オンライン・電話診察枠で予約をとりましたか?』という質問について見ていきます。
田中
当院は、予約システムが別にありますので、まず予約をとってもらってからこちらの問診を記入してもらうという形になります。
吉永
田中
そうです。
吉永
わかりました。
『はい』の項目を開きますと、『保険証の写真をお送りください。』『医療証の写真をお送りください。』『保護者の方の写真つき身分証明書の写真をお送りください。』とありまして、画像の送信機能でそれぞれ写真を送っていただいているということですね。
小児科ですので医療証と、保護者の方の身分証明書の写真も必要なんですね。
田中
オンライン診療の規定で、身分証明書を確認があるのでつけています。
吉永
分かりました。次に、診察についての説明になっていますね。
田中
そうですね。オンライン診察でも普通にお待ちいただくこと、処方は1週間しか出せないことがあること、お金の再確認、オンライン診療で診れないことがあることなどを書いています。
問診を送っていただいて、中身を我々が確認してこれはちょっとオンライン診察で診れないという時は来てもらったりしているので、事前情報をつかんでオンライン診療ができるかどうかの判断のためにWEB問診はすごく役立っています。
吉永
なるほどですね。問診の内容を見て、この方は外来に来ていただく必要があるという場合には、一番下に『当日連絡が可能な電話番号を教えてください』とありますので、ここから連絡するということでしょうか?
田中
そうです。朝、その日のオンライン診療の方を皆で確認して、この症状は少し危ないという人は電話して来てもらうようにしています。
吉永
分かりました。
田中
はい。当院は特別なオンラインシステムの仕組みを使っていないので、無料で使えるツールを使っています。なぜ無料で使えるツールを使っているのかというと、予約システムを2本並行に走らせたくなかったんですよね。
どうしても1本の予約システムで、外来もオンライン診療も統一したかったので、システム外のものを使おうということで無料のものを使っています。
吉永
ありがとうございます。
田中
『電話』を希望される方は、お子さんの様子が分からないので『お子さんの様子が分かる今の写真を送ってください(皮膚の相談は一番症状が強い部分の写真)』と症状の写真を送ってもらっています。
吉永
なるほどですね。『ZOOM』と『Facetime』、あと『Google duo』というのを使われているんですね。
田中
『Google duo』は、試しに入れてみたのですが、今のところ誰も使ってないですね。
ほとんどが『電話』や『Facetime』『ZOOM』の順番ですかね。
吉永
だいたい感覚値で割合どのくらいですか?
田中
6割『電話』、3割『Facetime』、1~2割『ZOOM』くらいですかね。
吉永
なるほど。
『ZOOM』は、やはりITのリテラシーが高い人でないと使われないですかね。
田中
そうなんです。
吉永
小児科なので対象とされる患者様は、結構若いママが多いのかなと思いますけれど、それでも『電話』がほとんどなんですね。
田中
皆さんやっぱり大丈夫だろうっていう時にオンライン診療使われることが多くて、続きの薬が欲しいとか、逆にお母様も大丈夫だろうと思っている状況なので気軽な『電話』を希望されるみたいですね。ちょっと様子を見てほしい時は来る方も多いですね。
吉永
症状をビデオ越しで見せながらみたいなことがあまりないという感じですか?
田中
多分、他の内科さんよりはないのかもしれないですね。こちらとしては、『電話』か『Facetime』が楽ですね。『ZOOM』は、URL作って送って向こうが気づいて開くまでタイムラグができたりするんですよね。それが結構ロスになってしまうんですよ。
吉永
こちらから電話のようにアラートができないですよね。
田中
そうそう。
吉永
なるほどですね。
田中
はい。薬局さんに急ぎで薬が必要な場合は、FAXでお送りしています。そのために予め調剤薬局の名前が必要で、薬局さんによってはこれからFAXをしますと電話をしないといけないので、そのために『薬局の電話番号を教えてください』と聞いています。
オンライン診療の質問の最後は、全部クレジット決済にとぶような画面になっているんですけど、クレジット決済のために飛ばずに終わってしまうと、郵送料や大人の場合診察料を決済できなくなってしまうので、『オンライン・電話診療をご希望の方:クレジットカード登録はお済でしょうか(毎回必須)』と、この質問を介して、たまに追加で送ってもらうことがあります。
オンライン診療でのメルプクレジット決済機能活用
吉永
貴院ではクレジット決済機能も使われていらっしゃるんですよね。
メルプではクレジット決済機能も用意しておりまして、オンライン診療で使われる場合が多いと思いますけれど、従来と同様に患者様はメルプの問診を記入していただきまして、クリニックのほうで問診の終了の画面にクレジット情報を登録してくださいという画面を挟み込むというのを設定できます。
通常の外来ですと、特に不要かと思いますけれど、オンライン診療ですと上記の画面を表示することができます。
先ほどのオンライン診療のところにチェックをつけておきますと『②問診終了時にカード情報を登録』という画面が出てきます。クリニックのほうで診察を終えますと、金額を入力していただいて、その時点で患者さんから引き落としされるということになります。
田中
非常に操作も簡単ですし、金額を打ち込んで保存ボタンを押すだけですね。受付もスムーズにできています。
吉永
これは、受付の方が操作されているんですか?
田中
そうです。
吉永
分かりました。
例えばですね、こちらのデモ問診の画面のように『電話診察(新型コロナ)』の項目を選んだ時だけ、クレジット決済に飛ばすということができます。
実は、途中から、支払い登録の画面でクレジットカードか現金で選べる機能をつけましたけれど、貴院ではこちらも使われていらっしゃいますか?
田中
知らなかったですね。
吉永
窓口で支払いたいという医院様のご要望もありまして、そちらにも対応できるようにクリニックのほうの設定で現金をチェックできるようにしました。
田中
そうでしたか。当院は、クレジットカードで続けたいと思います。
吉永
管理画面でこのように一覧で表示されまして、オンライン診療も含めて、電話診察の方だけをステータスで管理することができるようになっています。
田中
そうですね。これも便利ですよね。全部終わった後に、『診察済み』とか『会計済み』とかでチェックできるので、会計忘れがないかというのを日時でチェックして漏れを防いでいます。
吉永
コロナの時期になりまして、オンライン診療を使われる方は増えたんですか?
田中
オンライン診療の仕組みができてすぐは増えたんですけど、その後はまたかなり減って、最近また緊急事態宣言が出てからはまたちょっと増えましたね。
吉永
WEB問診を導入されている他の医院様も、オンライン診療で必要な項目はこれをこのまま利用すればいいのかなと思いました。
田中
是非ご活用いただければと思います。