聞きたい情報と患者さんや保護者さんが伝えたい情報をWEBで事前に直接提供してもらい、その希望をふまえた診療を行えます

聞きたい情報と患者さんや保護者さんが伝えたい情報をWEBで事前に直接提供してもらい、その希望をふまえた診療を行えます
【やましろクリニック | 小児科】

yamashiro-clinic

やましろクリニックは、島根県松江市にある小児科クリニックです。病児保育の支援もしており、特に発達障害、夜尿症、乳児湿疹、海外渡航ワクチン対応を積極的に行っています。

メルプWEB問診を導入された背景や独自の活用方法について、院長の神田先生にお話を伺いしました。

ー メルプを導入しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

以前から、事務の仕事が少しでも効率的になるようにということでWEB問診の導入を考えていました。複数の業者を見ながら検討していたのですが、小児科は感染症が多くどちらかというとシンプルな症状の方が多いので、そのために毎回WEB問診を入力するのは患者さんにとって手間かなと思い、見送っていました。

そんな中、関連施設の医師が導入して、WEB問診が良いということを聞いたのと、コロナの影響で利用者さんの不安もありますので、患者さんの待合室での待ち時間を減らして、少しでも早く診察を終えて早く帰っていただくことが大事だと思い、メルプを導入しました。

ー メルプのデモを受けた時、どのように感じましたか?

事前に丁寧に説明していただきましたし、使い始めてからも非常に使いやすく、自分の思い通りに問診を変更できるので、とても便利だなというのが第一印象ですね。

ー 実際に問診を作成されるのは大変ではなかったですか?

使い方がとても簡単なのと、問診マーケットという、非常に便利な皆さんの作成問診の集合知のサービスがありましたので、コピーさせていただいたりして楽しみながら問診作成できました。

ー 現在どのようなメルプの運用をされていますか?紙問診とWEB問診と併用されていますか?

紙問診票は使っていないですね。
つい先日、クリニックの利用者さんにアンケートを行ったのですが、当院では患者さんの保護者さんは30〜40代の女性が9割くらいになりますので、比較的スムーズにWEB問診を受け入れていただけたようです。
実際利用者さんの9割くらいの方にWEB問診を使っていただいています。ご高齢の方でどうしても記入できないとか、デバイスを持っていないという方も中にはいらっしゃいますが。

ー なるほどですね。そうした患者さんの場合はどのように対応されていらっしゃるのでしょうか?

そうした方には、診察室に入っていただいて私が症状を聞きながら電子カルテに入力しています。次からは、できればWEB問診の記入をお願いしますと案内しています。

ー なるほどですね。メルプのよかった点を教えていただけますでしょうか?

私が聞きたい情報と患者さんや保護者さんが伝えたい情報を事前に直接提供してもらうことができ、その内容をふまえた診療ができる点が一番気に入っています。
小児科の場合患者さんと特にその保護者さんのニーズとずれた診療をしていると、患者さんと保護者さんの安心や満足につながりにくいのです。メルプのWEB問診に慣れてくると、事前に気楽にいろいろと伝えたいことや聞きたいことを書いてくださる保護者さんもいます。その場合来院時にその情報をふまえて、診察室で実際に顔を見ながら丁寧に説明することを心がけています。

他には、気になった時には忘れる前に自分で問診を変更できるのと、お問い合わせに関してもチャット対応できるのが便利ですね。お客様対応の方にも丁寧に対応していただいていますし、マニュアルもクラウドにあるので見たい時に参照できる点が良いです。

あと、当院では夜尿症や発達障害、海外渡航ワクチンなども積極的にやっていまして、大体決まった質問パターンがありますので、紙で入力しなくても、事前にWEBで入力していただける点も助かっています。

ー 夜尿症の再診の問診も、がまん尿量の質問など詳しく問診をされていて、従来は手書きでされていたのかなと思いますが、その部分も電子化された感じでしょうか?

夜尿日記というのがありまして、日記に記入している内容を事前にWEBで記入いただくと、データが既に入っていますので、スムーズに診察ができますね。

ーありがとうございます。メルプの改善点を教えていただけますでしょうか?

改善点というよりは、こういうことができれば良いのではというアイデアになりますが、メルプのCSV機能とファイルメーカーとで連携できたらと思っています。
私は問診データをCSV出力して病児保育の視診票(ファイルメーカーProデータ)に流し込んで、使いたいと思っています。

ー なるほどですね。こちらファイルメーカーの仕様を見てみますね。

ー 問診作成で工夫されていることがありましたら、教えてください。

比較的最近、発達障害のスコアリング問診を作成しました。「子どもの日常生活チェックリストQCD」というものがありまして、質問数が多いのですが、メルプのスコアリング機能を利用して問診を作成しました。

入力してもらうと、問診結果とともにスコアが自動で表示されるので、客観的な指標として、また時系列で見られると今後の診察に参考になるかなと思っています。

ー 本日は、お忙しいなかヒアリングを受けてくださり、ありがとうございました。