実は患者さんに伝わっていない問診票の表現【小児科・耳鼻科編】

実は患者さんに伝わっていない問診票の表現【小児科・耳鼻科編】

クリニックでの問診票は、医療の専門家でない患者やその家族、いわゆる医療の素人を相手にします。

医師としては普通の用語だと思っていた場合でも、患者さんからすれば専門用語で分かりにくいといったミスマッチが多々あり、患者さんが問診票の記入で困惑することは実は多いです。

ここでは、患者さんに実は伝わっていない意外な医療用語を紹介いたします。ご自身の問診の表現の改善にぜひ参考にしてください。

小児科・耳鼻科症状編

医療用語 患者さん向け用語
犬吠様咳嗽 犬が吠えるような、オットセイが泣くような乾いた咳
発疹 皮膚のブツブツ
夜尿症 おねしょ
のどの異物感 のどに何かつまった感じがする
味覚障害 味がわからない、味がおかしい
嚥下困難 飲み込みにくい
乾性咳嗽 乾いたコンコンという咳
湿性咳嗽 湿ったゴホゴホという痰のからんだ咳
浮動性めまい ぐるぐる回る、まわりの景色が左右や上下に流れる
回転性めまい フワフワした感じでふらつく
失神性めまい 立ちくらみ、目の前が真っ暗になる
小児血便の性状選択肢
  • オムツにピンクや橙色の液が染みている
  • ウンチやオムツにちょこっと線状の血液が付着
  • イチゴジャムのような血が一部に少し混じる
  • イチゴジャムのような血が大量に混じる
  • 液体状の血液が一部に混じる
  • 液体状の血液が大量に混じる