問診集計機能:問診内容を自動で月次集計、患者アンケートとしても活用可能
今回の記事では、メルプWEB問診の「問診集計機能」について説明します。
開発の背景
WEB問診を導入している医療機関の一部より、「せっかくデジタルで来院したきっかけを聞いているので、集計できたり、結果をエクセルで出力できたら良いですね」とお問い合わせをいただいていました。
今までは、紙の問診票で来院したきっかけ(HP・看板・通りがかり・紹介・地域情報誌 etc)を聞いていて、その結果を事務の方がエクセルに手打ちで集計していてかなり手間がかかっていたとのことでした。
確かに、せっかくWEB上で回答いただいていますので、結果を集計できたら経営分析にも役立てられるのでは?と考え、この度集計機能をリリースしました。
実際に集計対象となる項目は、初診・再診の割合や、来院したきっかけの内訳などが多いと思います。ただ、医院によっては、それ以外の問診項目(主訴の内訳や、再診の受診目的など)で集計したい場合もあるかもしれませんので、全ての問診結果を集計対象可能にしました。
集計機能設定
問診管理画面で、集計対象にしたい問診の「集計対象にする」にチェックを入れて、公開します。
管理画面の「集計」のタブをクリックすると、集計対象にした問診の月次の推移が表示されます。
画像で保存したり、エクセルやCSVでの出力、印刷も可能ですので、医療機関を来院される患者さんの属性を資料にすることが可能です。
分析対象としては
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- 初診・再診割合
- 年齢・性別内訳
- 主訴別
- 来院経路内訳
- 再診で検査結果希望の人のみの内訳
などが考えられると思います。すでに導入いただいている医療機関様がどのような内容を分析対象とするのかも興味深いです。
来院経路の内訳(錦糸町内科ハートクリニックの実例)
主訴別内訳
患者アンケート調査としても活用可能
また、こちらの集計機能ですが、アンケート調査としても活用できます。
例えば、こちらは実際に導入している医療機関の質問です。1ヶ月間の期間限定でスマホ決済に関するアンケートを問診で聞いています。
結果に関して院長先生から、下記のようにご連絡がありました。
1月4日から今日まで、スマホ決済についてアンケートを取ってみました。
- ①現在利用しており、導入されたら使いたい 6.9%
- ②現在は利用していないが、導入されたら使いたい 19.8%
- ③使うつもりはない 55.9%
- ④そもそもスマホ決済について知らない 17.4%
合計1380人の患者さんにご回答いただき、①②を合わせると26.7%の人(ほぼ4人に1人)が実際にスマホ決済を使いそうです。まだまだ導入している所は少なく、運営上の問題もありますが私としては前向きに検討していこうかなと思っています。