トリアージ機能

トリアージ機能

さて、 緊急性の高い患者さんを皆さんはどのようにして把握していますか?

紙の問診票で運用している場合、書かれた問診票の内容を看護師の方がチェックして、緊急性の高い疾患や症状の場合はフォルダー分けするという運用をしているところが多いようです。

その場合、看護師の方が患者さんに追加で質問をする手間が発生し、オペレーションに時間がかかってしまいます。

メルプWEB問診を導入されている先生方から「トリアージ機能をつけてほしい」という声を多数いただきましたので、この度対応しました。

WEB問診のトリアージ機能とは?

WEB問診を用いたトリアージ機能とは、 患者さんの問診回答に応じて緊急フラグを立ててそれを表示するというものです。

例えば、下記のように、内科で「胸が痛い」という主訴の問診で、「胸痛は今もありますか?」という質問を作り、「今も痛む」と回答した人を患者一覧画面で緊急患者として表示することが可能です。

患者側問診回答画面

メルプ緊急度問診

医院側患者一覧画面

また、患者さんの詳細問診では、緊急度が高いと判断された回答のみが赤文字で表示されますので、一目で重症の症状がわかります。

WEB問診を有効活用することで、 従来看護師が患者さんとのやり取りで聴取していたトリアージ機能を代行することが可能になります。

このトリアージ機能ですが、禁忌チェックとしても活用できます。

例えば予防接種の問診で、「過去にアナフィラキシーなど重篤な副反応が出た」という選択肢にマルをつけた場合には、カルテ一覧に緊急マークをつけるなどです。

予防接種は特にシーズンは数が多く、流れ作業になりがちですので、重要な情報を見逃さないように緊急マークを利用することができます。

他にも、内視鏡検査問診で、抗凝固薬、抗血小板薬を2種類以上服用されている方は、緊急チェックをつけるなども有用でしょう。

トリアージ機能の設定

質問編集画面を開くと、回答欄の回答選択肢の横に「緊急」のチェックボタンがありますので、緊急表示をしたい回答選択肢の「緊急」にチェックをつけるのみです。

※スタッフ問診にも緊急表示の設定は可能ですが、その場合は問診一覧に緊急表示はされませんのでご注意ください。

そうすると、問診一覧画面では、「緊急」に☑がついている選択肢を選んだ患者さんは赤背景で表示されます。また、問診詳細画面では緊急マークと、該当回答が赤色で表示されます。

メルプWEB問診トリアージ表示