【ぐんぐんキッズクリニックPart4】メルプ集計機能活用:来院経路で集計をとっている2つの目的とは!?

【ぐんぐんキッズクリニックPart4】メルプ集計機能活用:来院経路で集計をとっている2つの目的とは!?

2021年2月1日開催の第4回問診アカデミーで、ぐんぐんキッズクリニックの松田事務長に、来院経路を詳しく分析できる問診作成のポイントを伺いました。

▼目次

  1. 広告費用対効果の確認
  2. ファン患者さんの広がりを確認

広告費用対効果の確認


吉永
来院経路の集計問診に関して、松田さんから他に話されたいことはありますか?
 
松田
来院経路で集計をとっていることに関して、大きく分けて理由が2つあることをお話させていただきます。
 
1つ目は、単純に広告費用対効果です。
駅看板ですと、年間の金額を月で割って、1か月間のレセプト単価で割ってあげたときに、該当する駅看板を見て、当院に来られた方が例えば10人いて、レセプト単価が7000円。月間の駅看板の広告費用が7万なので、費用対効果はトントンなのでもう少し様子を見てみましょうとか、そういう判断ができます。
今まで紙問診の場合は、これを1枚1枚正の字でカウントしていたんですよね。それがWEB問診になって、数値化されているので、『その他』に紛れていないかを確認して、ざっと金額、それぞれの広告費とレセプト単価を使って計算すれば、費用対効果があるのかどうか、来月来年度更新するのかどうかの判断ができるというのが1つ目の理由です。

ファン患者さんの広がりを確認

 
2つ目は、来院経路ってファン患者さんの広がりを確認できるんです。
来院経路の中で『家族が受診』『知人からの紹介』『当院スタッフの知り合い』の3つの選択肢が僕の中ではファンインジケーターとして大事にしています。
例えば、弟くんが受診していても、この病院いまいちだなと思ったら、弟くんともどもお兄ちゃんも別の病院に行くんですよ。でも、当院に満足してくれている方が次回ご家族を連れてくるというポテンシャルを持っているというのが『家族の受診』なんです。
あとは『知人からの紹介』で特に小児科は保育園・幼稚園、学校もそうですが、ママさんの口コミって強烈なんですよ。それから『当院スタッフの知り合い』ってたまにいて、当院で働いているスタッフがうちのクリニック来てみたらって声かけてくれて、それで来てくれるっていうのは、これ以上にない最強のリファラーですね。
上記の3つの選択肢が、KPI(重要業績評価指標)として3割を切らないように、理想としてはできればビジョン級なので到達が難しいですが、5割が知人紹介、口コミっていうワードで来てくれればありがたいと思っています。これがHPの集客に力を置いているクリニックさんだと、『知人からの紹介』『家族の受診』『当院スタッフの知り合い』以外でも、『自宅が近い』『他施設からの紹介』と合計5つの項目を除いたマーケティング系の指標だけで7、8割超えるんです。
そうなるとWebマーケティングの習慣力が効果的なだけで、例えばGoogleって極端にアルゴリズムが変わる時がありますが、アルゴリズム変更の影響を劇的に受けやすいんですよ。
そのため、3つの指標、インジケーターを使って、ファン患者さんを作り出しておくことで定着率も上がりますし、より口コミの波及にも繋がっていきますし、それがゆくゆくはクリニックのブランディングにも繋がっていくので、マーケティングからブランディングも消化していってくれるという意味でも、この来院経路の3つ指標は大事にしています。
吉永
ありがとうございます。
『家族が受診』『自宅が近い』『当院スタッフの知り合い』『他施設からの紹介』『知人からの紹介』の5つの選択肢がリピート率の指標で、その下の選択肢がマーケティングの指標ということですかね?
 
松田
そうですね。上5つの中でも、『自宅が近い』『他施設からの紹介』というのは、ファンではないので、ファンインジケーターとしては外しています。
 
吉永
なるほど。ありがとうございます。
松田さんはこの集計機能をどのくらいの頻度で見られてらっしゃいますか?
 
松田
週に一回は見るようにしています。
数字の推移や、『その他』の文言くらいですかね。集計自体は月に一回がっつり見ていますね。
 
吉永
ありがとうございます。