【ぐんぐんキッズクリニックPart5】メルプ問診表示カスタマイズ機能:医師にとって見やすい問診情報として表示

【ぐんぐんキッズクリニックPart5】メルプ問診表示カスタマイズ機能:医師にとって見やすい問診情報として表示

2021年2月1日開催の第4回問診アカデミーで、ぐんぐんキッズクリニックの松田事務長に、来院経路を詳しく分析できる問診作成のポイントを伺いました。

▼目次

  1. 子供の元気さに関して、医師に見やすい表示に変換
  2. 新型コロナに関してトリアージ機能を活用
吉永
続いて『本日はどのような症状がありますか?』の質問のところを見ていきます。

選択肢『発熱』を開きますと、『熱は、いつからですか?』と質問があり、『3日以上前』『2日前』『昨日』『本日』と選択肢がありますね。小児科さんは、このように何日前からどのような熱、体温だったかというのを聞かれる先生が多いですよね。

松田
 
吉永
かなり細かく聞かれていますね。
『咳は、いつからですか?』の質問に対して、熱の質問と同様に選択肢を設けていて、『3日以上前』ですと、『咳はいつから出始めましたか?』と更に具体的に聞いているんですね。こちらは、患者さんがカレンダーから日付を選ぶタイプになっていて、数字を記入する必要がないということですね。
機能を全部使っていただいておりまして、こちらとしてはかなり嬉しいです。
各症状ごとは、大体2、3問くらいでシンプルにまとめている感じですね。
先生によっては、更に詳しく聞く先生もいらっしゃって、先生の好み次第ですが、結構カラーが分かれるかなと思います。
 
松田
そうですね。
 
吉永
『現在、お子様の症状の中で何が一番お困りですか?』と質問されていますが、最初に複数の症状を選択肢から選んでいただいた後、一番お困りの症状を記入していただいているということですか?
 
松田
そうですね。
 
吉永
あとは『全体的な元気さはいかがですか?』『現在、食欲はありますか?』『現在、水分はとれていますか?』と小児科の一般的な質問をされているということですね。
 
松田
はい。

子供の元気さに関して、医師に見やすい表示に変換

これに関して、選択肢で『元気』『まずまず元気』『少ししんどい』『ぐったり』や『いつも通り』『いつもより少なめ』『全くなし』などありますが、これがこのままカルテにとんでくると、結構ドクターが見づらいということで、実際に患者さん側の質問・回答に表示しているものと、カルテにとばすものを変えています。
例えば、『全体的な元気さはいかがですか?』に関しては、『活気』という形でカルテにとばしています。『元気』は◎、『まずまず元気』は○、『少ししんどい』は△、『ぐったり』は×とカルテ記載文言を変えています。

吉永
確かに、患者さんに選択肢で『◎』などの記号にしてもわからないとなりますよね。
実際、カルテ側でどのように表示されるか見ていきます。『活気○』『食欲○』『水分○』というように分かりやすく1行で表示されるということですね。

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松田
そうですね。シンプルにかつ見やすくしています。ドクターも、見づらいと言うだけでなく、こうしくれたら見やすいよと改善に協力してくださるので本当に感謝しています。
 
吉永
カルテには20行くらいだと思いますが、先生にとってはそこまで負担なく見やすくなっているかなと思いました。
 

新型コロナに関してトリアージ機能を活用

続いて、『新型コロナウイルスに感染した人との接触の可能性がありますか?』の質問で、『あり』の方には、編集画面の中で、緊急という箇所にチェックマークを入れておくと、この部分が赤くハイライトで表示されるようになっていますね。

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『緊急』というマークが患者さんの詳細画面に表示されますので、注意して見ないといけないというのがパッと見てわかるようになっているということですね。

(※問診詳細画面で緊急マークが表示されます)

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松田
はい、そうですね。
 
吉永
あとは『現在のお子様の体重を入力してください。』と質問されていまして、小児科ですと皆さん聞かれると思いますので記入していただいていますね。
『ご希望される項目があれば選択してください。』とありますが、診断書など書類関係が小児科は多いと思うのでそこを聞いているということでしょうか?
松田
『登園許可証』や入園前健診で『アレルギーの指示書』などですね。
 
吉永
なるほど。『アレルギー指示書の指定用紙はありますか?(¥1,000円別途必要)』のように、質問のところに自費の検査の場合だとこの金額がかかりますと、事前に問診の段階でお伝えしている先生も結構いらっしゃいますね。
開発した当初はこのような使い方を想定していなかったので、このような使い方もあるんだなと勉強になりました。
続いて『現在、当院以外で通院されていますか?』と聞かれているのは、他院受診があれば記入していただくということですか?
 
松田
そうです。処方されている薬や診断名があれば記入していただいていますね。

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吉永
なるほどですね。ありがとうございます。
更に『診断書の必要可否などはカルテに展開されてますか?事務側のみの情報で見られてますか?』と質問がきています。
 
松田
ドクターがカルテで見られないと、その場の診察の流れで診断書出すかどうかの話ができないので、カルテに表示していますね。
 
吉永
例えば、設定でこの交通手段の質問を表示オプションで『質問及び回答を表示しない』など、カルテには必要ないからとばさないということができますので、必要な情報だけを表示するということが可能です。
 

では、再診についての質問を見ていきます。
『いいえ』を選択すると『前回の続きですか?』と質問が表示され、『はい』を選択すると『前回受診後からの経過についてお伺いします。どのような症状ですか?また、診断されている病名があれば選択してください。』とその後の経過について伺っていますね。
『前回の症状から改善』『前回の症状から不変』『前回の症状から悪化』の3つですね。あとは、それぞれ具体的に症状について自由記入してもらうという形になっていますね。
これ以降の質問は、初診の質問と同じですね。

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松田
同じです。『前回の続きですか?』で『いいえ』を選択した方にも、新患さん用の『本日、どのような症状がありますか?』の質問から同様に展開されています。

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吉永
2回目以降の受診ですけれども、新しい症状の場合もあるので全部質問を用意されているということですね。

松田
はい、そうです。

吉永
ここまで、ぐんぐんキッズクリニックの問診を松田事務長に伺いながら見てきました。
やはり、メルプの集計機能を使い込んでいらっしゃっていて、問診が経営の一部としても活用されていて嬉しかったです。
松田さん、本日はご多忙な中、ご登壇くださり、ありがとうございました。

松田
こちらこそ、ありがとうございました。

Youtubeでも対談動画を掲載していますので、是非ご覧ください。