【金沢T&DクリニックPart1】甲状腺専門外来ならではの受診選択肢の幅広さ。症状・検診・他院からの紹介・セカンドオピニオンなど
吉永
フリクシーの吉永です。
フリクシーの吉永です。
三原
三原です。
吉永
前回はにいがた乳腺クリニックという専門外来の問診を紹介させていただきました。
【事例】にいがた乳腺クリニックのWEB問診票Part1:スタッフ問診を活用した地域連携パス設定
【事例】にいがた乳腺クリニックのWEB問診票Part2:乳腺症状別の詳細問診
今回もその流れに沿って、金沢T&Dクリニックという甲状腺と糖尿病に特化したクリニックを紹介できればと思います。
三原
医師の吉永と一般の患者視点の三原で紹介させていただきます。
吉永
まず、金沢T&Dクリニックの問診の特徴を私の方でピックアップしましたので紹介いたします。
まず、金沢T&Dクリニックの問診の特徴を私の方でピックアップしましたので紹介いたします。
専門外来ですので、甲状腺と糖尿病に特化した問診を作られています。
専門外来押しなべてそうだと思いますが、他の内科などと比べると大学病院や地域のクリニックからの紹介など様々な受診理由がありますので、それに沿った選択肢を用意されています。
また、糖尿病は、生活習慣病の一つですので、細かい質問と、そこに紐づいてどうやって行動変容させるか、行動変容する意思についての質問があります。
あとは、甲状腺が絡んでいるからかと思いますが、他の内科と比較すると女性向けの細かい質問も作成されていたので取り上げられたら思います。
クリニックの紹介ですが、石川県金沢市にある甲状腺内科・糖尿病内科・内科のクリニックです。
ここにメルプちゃんを使っていただいています。
三原
ありがたいですね、ロゴも入れていただいて、いい感じでアピールできています。
LINEとメドレーさんとの並びで入っているのも素晴らしいですね。
ありがたいですね、ロゴも入れていただいて、いい感じでアピールできています。
LINEとメドレーさんとの並びで入っているのも素晴らしいですね。
吉永
そうですね。
それでは、問診ツリーを見ていきましょう。
スタッフ問診は作成されておらず、患者向け問診のみですね。
中身に入ると、まず、初診と再診でシンプルに分かれています。
初診を開くと、まずコロナのスクリーニング問診が表示されています。ここもだいぶ細かいですね。
初診を開くと、まずコロナのスクリーニング問診が表示されています。ここもだいぶ細かいですね。
コロナのスクリーニングをした後、「どちらの内容での受診ですか?」の選択肢が、甲状腺、生活習慣病、その他 で分かれています。
専門外来ですので、前の段階から甲状腺と糖尿病を切り分けて作成されています。
甲状腺の中身を開いてみますと、受診理由の選択肢が7つあります。
受診理由の選択肢の幅広さが特徴の1つですね。
三原
確かに、選択肢の数が多いですね。甲状腺を選んで受診される時点で理由があるはずなので、どういう経緯で来られているかが大事なのかもしれないですね。
他の病院からの紹介は、専門外来ならではですね。
確かに、選択肢の数が多いですね。甲状腺を選んで受診される時点で理由があるはずなので、どういう経緯で来られているかが大事なのかもしれないですね。
他の病院からの紹介は、専門外来ならではですね。
吉永
セカンドオピニオン的な選択肢もあります。
セカンドオピニオン的な選択肢もあります。
三原
家族に甲状腺の病気があるので調べたいという感じでしょうか?遺伝性のものもあるんですかね?
吉永
そうですね、あったと思います。
それぞれの選択肢の中身を見ていきたいと思います。
そうですね、あったと思います。
それぞれの選択肢の中身を見ていきたいと思います。
症状から甲状腺の病気を疑っている場合は、記述のみです。
検診異常の場合ですと、こちらは細かいですね。
三原
広いなあ、難しそう。
吉永
甲状腺の人間ドックでは、結果でこのように出てきているのかもしれないですね。
腫瘍でもいくつか選択肢が分かれていたり、初見で選択するのは難しいかもしれないです。
三原
人間ドックの段階では、「影があります」という指摘から、心配になって専門外来に行こうという感じですかね。
人間ドックの段階では、「影があります」という指摘から、心配になって専門外来に行こうという感じですかね。
吉永
こちらは、甲状腺の自覚症状の選択肢で、幅広いですね。
甲状腺はホルモンで全身に影響を及ぼしますので、必要な選択肢を網羅されています。
一般的な風邪ですと、上気道と言われる喉や咳、鼻水だけで終わることが多いですが、甲状腺の場合は体重の増減や脱毛などもそうですね。
三原
なるほど、これだけ広範囲なんだ。
ここでも網羅性は、患者さんにとっては様々な症状を見てもらえるかもしれないと広く取ってもらえるので嬉しいですね。
吉永
医師側の視点では、ホルモン全般で多彩な症状があるので、どこかでひっかけていかないと分からないという点があります。
医師側の視点では、ホルモン全般で多彩な症状があるので、どこかでひっかけていかないと分からないという点があります。
出来るだけたくさんの選択肢で、3つから4つひっかかると検査に回せるという感じだと思います。
三原
これだけ幅広く出ていると、患者側は期待する部分もあるのでコミットメントを感じますね。
これだけ幅広く出ていると、患者側は期待する部分もあるのでコミットメントを感じますね。
全方位に診ますという気持ちが伝わります。
これだけいっぱいあると、たくさん選択したくなりますね。
患者からすると嬉しいと思います。
吉永
甲状腺に関しては、症状が多彩なので選択肢が多いというのも特徴的でした。
次に、糖尿病についてです。
受診の目的で生活習慣病の種類を分けています。
糖尿病で既に治療中かどうか、飲み薬だけでなく、インスリン注射製剤なども切り分けて聞いてるのが細かく聞いているなという印象です。
血圧やコレステロールの薬についても聞いてます。
三原
聞き方がフレンドリーですね。薬の名前を聞かれても答えられないと思いますので。
吉永
そうですね。
生活習慣についても、20歳を基準にして体重が増えているか、一番多かった時の体重とその時期、また、どのような運動をされているかや運動の頻度に関しても詳しく聞いています。
三原
この問診を見るだけで、有酸素運動をしなければいけないなという気になりますね。
質問されている中で、運動してくださいと言われている気がします。
月に1回以下などを選択すると、罪悪感が生まれますね(笑)。
吉永
そうですね。
そうですね。
さらに、歩く速度や、食べる速度、間食、などについても聞いています。
三原
生活習慣が本当に大事なんだなというのが伝わりますね
これだけ聞くと、指導する際に生活習慣に対しても指導ができるので、実際の診断の際に薬の処方だけでなく生活習慣まで診るという気持ちが伝わりますね。
吉永
保険の面で言うと、生活習慣病に関しては「特定疾患療養管理料」という高い点数があり、しっかり指導している旨を文面で残さなければいけません。
保健所から査定が来たり、それぞれ生活習慣は患者さんによって違うと思いますので、合わせた対応をしているという事だと思います。
しっかり履歴も残りますし、対応していると十二分に言えると思います。
Youtubeでも紹介していますので、是非ご覧ください。