睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に、10秒以上の無呼吸といびきを繰り返すのが特徴です。
夜中に何度も目が覚めたり、呼吸が苦しくなる夢を見たり、起床時に疲れが取れていなかったりします。また、慢性的な睡眠不足の状態に陥ることから、日中に強い眠気を感じ、記憶力や集中力が低下することもあります。

睡眠時無呼吸症候群の検査

方法は2つありますが、どちらも自宅で一晩つけるだけで測定できます。
一つは当院で本日貸し出しをして今晩装着して検査し、明日器械を持って来て頂く方法です。
もう一つは検査したい日に宅急便でご自宅まで器械を郵送し、また郵送で送りかえして頂く方法です。こちらの方法はデータ解析まで時間がかかります。

睡眠時無呼吸症候群の治療
症状の程度に応じて、主に3つの治療法(マウスピース・CPAP・手術)があります。

軽症の場合は、マウスピースを装着します。
歯やあごの状態に合わせたマウスピースを作る必要があるため、睡眠時無呼吸症候群の診察経験が豊富な歯科医に制作を依頼します(保険適応あり)。

重症の方はCPAP療法になります。鼻に装着したマスクから常に空気を送り込むことで圧をかけ続け、気道が閉じることを防ぎます。

生まれつき口腔内が狭い、扁桃が大きい、あごが小さいなどが原因となっている場合は、手術で原因を取り除くことがあります。この病気のすべての人で手術が行えるわけではなく、耳鼻科や口腔外科の医師とも連携しながら手術による治療が妥当かを判断していきます。