導入してから3ヶ月程度で、9割の方にWEB問診を事前に症状を入力していただけて診断できるようになりました

導入してから3ヶ月程度で、9割の方にWEB問診を事前に症状を入力していただけて診断できるようになりました
【かねこ消化器内視鏡肛門外科クリニック | 内科・消化器内科】

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かねこ消化器内視鏡肛門外科クリニックは、茨城県水戸市にある消化器内科・肛門外科のクリニックです。クリニックの隣に日帰り手術センターを併設し、痔や鼠径ヘルニア、大腸ポリープ切除、下肢静脈瘤の日帰り手術に対応しています。

メルプWEB問診を導入された背景や独自の活用方法について、院長の金子先生にお話を伺いました。

ー メルプを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

船井総合研究所の経営コンサルを受けていまして、担当の方より紹介されたのがきっかけです。

ー 実際にメルプを使い始めてどのように感じましたか?

便利ですね。
当初3割程度の利用を見込んでいましたが、今は9割ほどの方が使っていただいてますので、よかったです。

ー 9割ですか!それは多いですね。どのようにしてWEB問診を書いてくれる人を増やしていったのでしょうか?

クリニックの受付にタブレットを数台置いています。メルプで事前に問診を入力していない方の場合には、受付事務がタブレットを渡して待合室でWEB問診を記入していただくようにお願いしました。若い方ですとすぐできますが、ご高齢の方の場合は操作が不慣れな方もいらっしゃいますので、スタッフがタブレットを患者さんのところに持っていってヒアリングしながら代行入力しました。

最初の頃は、スタッフが代行入力することが多かったのですが、次第にご高齢の方も操作に慣れてきて自分で家からWEB問診を入力していただけるようになりました。80代以上の方でも家から事前にWEB問診を記入してくださる方もいますね。
導入してから3ヶ月程度で、9割の方がWEB問診を事前に入力していただけるようになりました。

ー そうだったのですね。3ヶ月でというのは驚きでした。メルプの改善点を教えていただけますでしょうか?

これは、問診の作り方にもよると思うのですが、症状を選択したときに同じような質問が重複して表示されることがありましたので、問診ツリーを見直さないといけないと感じています。私はそれ以外では特に困ったことはないです。

実際に使っている事務の方にも話を聞いてみますね。

ーーーー以下、スタッフへのインタビューーーー

ー 本日はお時間とっていただきありがとうございます。運用されていてメルプの改善点を教えていただけますか?

問診の電子カルテへの取り込みがID連携ではなく、目視での確認ですので、ケアレスミスで、間違えた患者さんにWEB問診を入れてしまう時がある点ですね。
滅多にないのですが、忙しい時に、連続して間違えた患者さんの問診を送ってしまうということがあります。

ー そうですよね。すみません、こちらはまだ対応できていない部分ですね。完全な解決策ではないですが、一応問診だけではなく患者名も含めて電子カルテに問診を飛ばすことができます。ですので、一旦電子カルテに取り込んでから患者名を照合するということはできます。

なるほどですね。試してみます。
今は、問診を取り込む際にダブルチェックで確認してから診察室に患者さんを案内するようにしています。

ー 最初メルプを導入されるときに不安な点はありましたか?

そうですね。まずは、当院は地方でご高齢の方も多いので、患者さんにWEB問診を進めてどれだけの方が使ってくれるのだろう?という不安がありました。あまり受け入れられないのではないかと感じていました。

こちらに関しては、実際に運用し始めて、ほとんどの方が事前に問診を入れてくださるようになったので助かっています。
あとは、先程伝えまして電子カルテとのリンクの件ですね。間違った患者さんに問診を入れてしまうのではないかという懸念がありました。

ー なるほどですね。ちなみに、WEB問診のスタッフ側の操作で不安な点はありましたか?

いえ、それは特になかったですね。
ボタンをクリックして電子カルテに問診を取り込むだけで、操作はシンプルでしたので、難しいとは感じませんでした。

ー ありがとうございます。メルプを使って良かった点はありますか?

診察までの流れがスムーズになったことですね。

メルプで事前問診を入れておいてもらえるので、患者さんの待ち時間が短くなりました。また、患者さんが「金子医院はWEB問診を取り入れていて待ち時間が短いです」と書いてくださることもあり、患者さんにとっても良いことを実感しました。

あとは、今まで紙の問診の時には、個々の症状に関して深くは聞けなかったですので、内容を確認した後に受付で、口頭でさらに質問したり確認したりすることもあり、待合室で待っている他の患者さんにも聞こえてしまうという課題がありました。

当院では痔核手術や肛門手術も行っていまして、特に女性の場合にはそういった内容は知られたくないと思うのですが、メルプですと分岐して深く質問を作れますので、受付で口頭確認することなく事前に患者さんにスマホで入力してもらうのみで良くなった点は良かったです。

本日は、お忙しいなか、ヒアリングを受けてくださり、ありがとうございました。