WEB問診を導入したことで、来院前問診から感染症など疾患を予想でき、紙問診票を回すことによる感染リスクを抑えられました

WEB問診を導入したことで、来院前問診から感染症など疾患を予想でき、紙問診票を回すことによる感染リスクを抑えられました
【はかたみち耳鼻咽喉科 | 耳鼻咽喉科】

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はかたみち耳鼻咽喉科は、福岡県久留米市にある言語聴覚士のいる耳鼻咽喉科のクリニックです。耳鼻咽喉科領域の病気や機能障害で困る方の力になれるように、言語聴覚士と協働して診療しています。

メルプWEB問診を導入された背景や独自の活用方法について、院長の宮地先生にお話を伺いました。

ー メルプを導入しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

友人の耳鼻科の先生から、WEBで決済ができる問診システムがあることを聞いたことがきっかけです。今年4月から電話診療の際PayPalを用いて決済をしていましたので、問診の中に決済を組み込めたら便利だと思いました。

また、新型コロナウイルスの感染リスクの懸念から紙問診をなくしたいという思いもありました。WEBで事前に患者さんの情報を知ることができたら良いと感じていました。

ー メルプのデモを受けた時、どのように感じましたか?

わかりやすいサービスだと感じました。担当の方もこちらの質問にすぐに答えていただいたので、疑問点も解消されてよかったです。

ー どのようなWEB問診の運用をされていますか?

全ての人にWEB問診を入れてもらうようにしています。熱やのどの痛みなど、コロナの可能性を疑う症状がある場合は、車で待機していただいています。
当院では別で用意している入口がありますので、コロナ疑いの方は別の入口から入っていただき、感染リスクが広がらないように配慮しています。

ー なるほどですね。ちなみに、耳鼻科ですとご高齢の方も多いと思いますが、どのように対応されていらっしゃいますか?

ご高齢の方の半分程度は、ご家族が付き添いでいらっしゃいますので、その場合にはご家族に入力していただいています。そうでない方の場合には、スタッフが横で症状を聞きながら入力しています。
全員ではないですが70代の方でもご自身でWEB問診を入力できる方がいらっしゃいました。意外と入力は簡単なようですね。

ー ご作成された問診を拝見しますと、かなり細かく作成されている印象ですが、こだわられたポイントを教えていただけますでしょうか?

アレルギー性鼻炎や音声障害や耳鳴りなどは、診療ガイドラインに書いてあるような問診項目をできるだけ活用して問診を作成しています。
学会発表の準備をする際に、問診の段階で聞き逃した項目がないようにするためですね。

ー なるほどですね。学会発表も見据えて問診を作成されていらっしゃるのですね。

ー 実際にメルプを使ってみて使い勝手はいかがでしたか?

紙が無くなった点がよかったです。
今までは、のど症状や嚥下障害など、症状ごとに紙問診票を用意していました。患者さんが記入した紙問診票をスキャンして、RS _Baseという医療用の画像ファイリングシステムに入れていました。
WEB問診を導入したことで、印刷や紙管理の手間が減り、紙問診票を回すことによる感染リスクを抑えられたことが良かったです。

あとは、医院のロゴを問診のトップ画面に入れられたり、チャットのアイコンも変えられたりと自由度が高い点が良いです。WEB問診を詳細にしているからか外来が早くなり、チャットアイコンを私の顔写真にしているからか、患者さんも医師に自分の症状を十分伝えられた感じがあるようです。

ー ありがとうございます。メルプの改善点を教えていただけますでしょうか?

これはスタッフから出た意見ですが、患者さんの問診詳細画面で過去問診と簡単に比較する機能があったら良いとのことでした。
また、こちらは問診の作り方の問題ですが、回答の仕方によっては、同じ質問が繰り返し出てくる場合があります。今は、繰り返し出てくる同じ質問を見つけた時には、紐づいている上の階層の質問を複数選択ではなく、単一選択にすることで対応しています。

あと、多言語問診ですが、こちらは当院で編集ができないのでしょうか?

ー 多言語問診は2パターンありまして、弊社が作成している各診療科のテンプレート問診と、医院の方で作成いただいた日本語の問診を多言語に翻訳する場合があります。今お使いの問診は前者のテンプレート問診ですので、医院側で編集はできません。後者もできますので、その場合は医院側で編集できます。

なるほどですね。また相談させてください。
他には、スタッフ向け問診を強化したいと考えております。スタッフ向け問診の名前(当院でいうとFILSやSDSや耳鳴問診など)を修正したい時があります。しかし、今は一度名前を決めて作るとと後で名前を修正できませんので、修正できるようにしていただきたいです。

スタッフ向け問診と患者向け問診(またはスタッフ向け問診同士)で同じ内容を作ることがあり、その内容をコピーして移動させることができると、問診作成効率が上がり、なおうれしいです。

ー ご意見ありがとうございます。スタッフ問診のコピーに関しては他院からもご要望をいただいておりまして、開発対応いたします。名前変更の件も承知しました。

大体、7-8割がWEB問診、残りの2割が紙問診という感じですね。
本当は全員WEB問診にしたいのですが、当院では、ご高齢の方が多く、1日多い時で180名前後と数多く来院されます。WEB問診が不慣れな方全員にスタッフが付き添って記入となると現状のオペレーションでは難しく、2割程度は紙問診のままですね。

ー なるほどですね。メルプのよかった点を教えていただけますでしょうか?

ありがとうございます。

まだ、使い始めて3ヶ月でして、最近、メルプ問診活用例のコラムを拝見し、他の先生方の問診作成方法を勉強し始めました。今後ともよろしくお願い致します。

本日は、お忙しいなかヒアリングを受けてくださり、ありがとうございました。