在宅診療もメルプでスマホ1つで済むので、問診業務がとてもラクになりました。
樹のはなクリニックは、東京都世田谷区にある、内科・禁煙外来・物忘れ外来を行っているクリニックです。在宅診療も行い、世田谷区三軒茶屋の地域医療に貢献されています。
メルプWEB問診を導入された背景や独自の活用方法について、院長の奈良岡先生にお話を伺いました。
ー メルプを導入のきっかけは何でしたか?
新宿ヒロクリニックの英先生が行っている「かかりつけ医療研究塾」のメーリスで、メルプが紹介されたことがきっかけです。カルテを何とかしたいと思っていた矢先でしたので、これは良い!と思って、早速連絡した次第です。
ー 実際に、メルプのデモを受けてどのように感じましたか?
データが瞬く間にカルテに吸い込まれていったので、みんなで腰抜かすほどビックリしました。あれが一番の決め手でしたね。すごいと思いました。
ー 実際に使い始めてみて、使い勝手はどうでしたか?
事務さんにも、昨日聞いてみたのですが、事前にカルテの情報が分かるので、こちらが入力に手間取ることがないですし、どういう理由で来院されるかが一目瞭然なので良いとのことでした。
前は看護師が問診票を手入力でやっていたのが、一挙になくなったので、看護師が本来の業務に注力できるのでとても評判がいいですね。
ー どのようなWEB問診の運用をされていますか?
使える40,50代の方々には、全部家で問診に記入していただくよう伝えています。
ご高齢の方は、なかなかタブレットも慣れていないですし、慢性疾患の方も多いので、タブレットを貸し出してWEB問診に記入してもらうことはやっていないです。
やはり、一番よく使われるのは20代ですね。20代の人達は、家で気軽に問診票に記入できるのですごく良いと言ってくれてますね。
ー 直接患者様からフィードバックをいただくこともあるのですか。
診察前前に「WEB問診票ってどう?」と何人かに聞いているのですけれども、20代の方は特に「ここに来て、また問診票を紙に書くのは嫌だ」と言うんですよ。
WEB問診票だと家で気楽にできるのですごくいいと、高い評価をもらっています。
ー 使ってみて良かった点は何ですか?
一番良かったのは、コロナの問診票ですね。
ちょうどコロナの問診票を作成した翌日に、コロナ第1号が問診利用者で出たのですよ。あまりにもタイムリーでしたので、本当に驚きましたね。患者さんも、コロナにはかかってしまいましたが、早く分かってよかったと非常に喜んでいました。
コロナの検査で、PCRを受けたいという人もいます。世田谷区はPCRセンターを持っているので、受けることができるんですね。当院では順番取りの予約を使っていますので、そこでコロナPCR希望と書いてあると、すぐに問診票を見ます。患者さんと私が話してる間に、事務が予約を取ったりして、分業してどんどん話を進めることできます。
紙の場合、このようなことは出来ないので、本当に助かっています。
今は、こういう時代なので、ペーパーレスにしないとダメだと思います。情報を早くキャッチすれば、その分、待ち時間もないわけですから。
ー ちなみに、先ほど問診を拝見して、往診用の問診がありましてたが、これはどのような用途で作られているのでしょうか?
私は、歩きで往診に行くんですよ。前は、車である程度の距離行っていたのですが、今は歩きで1日に7,8件、個人宅を回ります。近所ですが、荷物軽くしないときついです。
タブレットよりもっと簡単なスマホに、メルプ往診問診を作ったらどうかと思い、この間、第1回やってみたのですよ。そしたら、入力もとても簡単で、帰ってきてiPadに移して、そのまま清書もしないで、データを送れました。
今までは紙にメモをしてクリニックに帰ってきて、もう1回入力し直していたのですが、その作業がなくなったので、ほとんど半分くらいの時間で終わりましたね。
ー ちなみに、往診の時に電子カルテが入ったノートパソコンを持ち歩くのはされていらっしゃらないということですね?
そうですね。前はノートパソコンを持ち歩いていたのですが、あまりの重さと、あと、ポケットに入るわけでもないですので、スマホで1つで済めば簡単かなと思って試しでやってみました。
何でもスマホで事足りますので、それだったら、これも面白いかなと思いました。
ー その場でメルプの問診を起動して、バイタルなどをチャット形式で入力して観察項目も記入してという感じですかね?
そうです。なるべくその文字入力は避けて、「あるなし、あるなし」にして、大事なことは書かなくても、声で録音できますので音声入力でいいかなという感じですね。
ー 最後に、全体を通して追加で何かありましたらお願いします。
やはり、良いサービスなので、他の医院にももっと広めて頂きたいです。待合室に人がたまらないとか、患者さんが何の目的で来院されるるかを、事前に分かると、患者さんにとっても医院にとっても、お互いに良いです。
患者さんも目的があって来院されますが、クリニックへ来て初めてわかるのではなくて、より早く普及させて、色々なことがスピーディに対処できることを期待しています。